動画配信サイト「U-NEXT」で見ることができるコミックが原作となっている実写映画の紹介です。
ここでは2006年から2014年までに公開された映画の中から4作品を取り上げています。
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U-NEXTで視聴できるコミックが原作の実写映画
DEATH NOTE(2006年)
『DEATH NOTE』(デスノート)は、『週刊少年ジャンプ』(集英社)に2003年12月から2006年5月まで連載されていた原作・大場つぐみ先生、作画・小畑健先生による少年マンガです。2015年9月の段階で全世界累計発行部数3,000万部を突破している大ヒット作です。
連載が終了した後も、実写映画、アニメ、小説、ミュージカル、ドラマと幅広いメディア展開を続けています。
原作コミックでは第一部と第二部で大きく展開が変わっています。
第一部では夜神月(やがみらいと)を中心にストーリーが展開します。月は、警察庁刑事局長の長男で頭脳明晰、現役で東応大学合格間違いなしと言われている秀才高校生です。ある日、月は高校の敷地内で黒いノートを拾います。そのノートは死神のリュークが落としたデスノートでした。
デスノートには「そこに名前を書かれた人間は死ぬ」という強力な能力がありました。月はノートを所有したことにより、リュークの姿が見えるようになります。そうして、月は自分の正義を信じて、新世界の神「キラ」として、世の中の犯罪者の名前を次々とデスノートに書き込んでいきます。
しかし、そんな月を名探偵L(エル)が追いかけます。Lは全世界の警察を動かせる唯一の存在で、これまでにもさまざまな事件を解決してきました。
月とLが頭脳戦を繰り広げていると、やがて相手を見ただけで殺すことができる第2のキラが登場し、事態はより複雑になっていきます。
第二部は、第一部の終了から5年後になっています。月は死んでしまったLになりすまし、新世界の支配者として世界を牛耳っていました。
そんな月に対して、Lの後継者として育てられてきたメロとニアが挑みます。
社会現象にもなった大ヒット作品です。実写版は二部構成で製作され、後日、Lを主人公とした『L change the WorLd』が公開されました。
実写映画版では、主人公の夜神月を藤原竜也(ふじわらたつや)さん、Lを松山ケンイチさんが演じています。死神のリュークはCGですが、声を中村獅童(なかむらしどう)さんが演じています。
20世紀少年(2008年)
『本格科学冒険漫画 20世紀少年』は、1999年から2006年まで『ビッグコミックスピリッツ』(小学館)で連載されていた浦沢直樹先生のマンガです。その完結編である『本格科学冒険漫画 21世紀少年』は2007年1月から7月まで連載されました。
シリーズ累計発行部数は3,600万部を突破しており、第48回小学館漫画賞青年一般部門、第25回講談社漫画賞一般部門、第6回文化庁メディア芸術祭優秀賞、第37回日本漫画家協会賞大賞、第39回星雲賞コミック部門など、さまざな賞を受賞しています。
1997年主人公であるケンヂはコンビニの店長をしていました。突然失踪した姉の娘であるカンナを養いつつ、平穏な毎日を過ごしていました。しかし、ケンヂの身の回りで次々と不可解な事件が起こり始めます。やがてケンヂは、これらの事件が自分が子供の頃に書いた「よげんの書」に沿って起こっていることに気づきます。
そうしてケンヂは、オッチョ、ユキジ、ヨシツネ、マルオ、モンちゃん、ケロヨンといった、かつての仲間たちとともに、不可解な事件の首謀者である「ともだち」のことを調べ始めます。
物語は三部構成になっています。
第一部では、大人になったケンヂたちが、さまざまな事件を起こし続ける「ともだち」について調べます。
第二部では、ケンヂの姪であるカンナが主人公です。「ともだち」が世界の救世主として称えられている世界で、カンナが叛逆を試みます。
第三部では、行方不明となったはずのケンヂが再び登場し、「ともだち」によって残された最後の陰謀の解明に奔走します。
「ともだち」の正体は誰なのか、いったいどうしてこんな事件を起こすのか、謎が謎を呼ぶ展開で、多くのファンが夢中になりました。実写映画版は総制作費60億円をかけたビッグプロジェクトとなり、最終興行収入は113.7億円にものぼりました。
実写映画版では、主人公のケンヂを唐沢寿明(からさわとしあき)さん、オッチョを豊川悦司(とよかわえつし)さん、ユキジを常盤貴子(ときわたかこ)さん、カンナを平愛梨(たいらあいり)さんが演じています。また、第1章にはオリエンタルラジオの中田敦彦さん、藤森慎吾さんの2人が登場しています。
テルマエ・ロマエ(2012年)
『テルマエ・ロマエ』は、『コミックビーム』(エンターブレイン)で、2008年2月号から2013年4月号まで連載されていたヤマザキマリ先生のマンガです。単行本は全6巻で、書店員の選ぶマンガ大賞2010、第14回手塚治虫文化賞短編賞など、さまざまな賞を受賞しています。
西暦130年代の古代ローマ、ルシウス・モデストゥスは浴場を専門とする設計技師として、昔ながらの浴場を手がけていました。しかし、時代の流れと合わずに事務所と喧嘩してしまい、失業してしまいます。
気を紛らわせようと友人のマルクスと公衆浴場に行くと、浴槽の中で足を取られて排水溝の中に吸い込まれてしまいます。何とか水面に顔を出すと、そこは彼が見たこともないような世界でした。彼がやってきたのは現代の日本で、いつの間にか彼はタイムスリップしていたのでした。
ルシウスは現代日本と古代ローマを行き来しながら、浴場施設専門の空間プロデューサーとして名声を獲得していきます。
大学で古代ローマ史を研究している小達さつきは、実家の旅館にタイプスリップしてきたルシウスと出会います。さつきは旅館の買収をめぐるトラブルを解決してくれたルシウスに対して好意を抱くようになります。そして、研究を進めて彼が歴史に残した功績を探り当てようとします。
古代ローマと現代日本、一見するとまったく関係ないように思えますが、お風呂が大好きという共通点があります。ルシウスは現代日本の風呂文化に大きなカルチャーショックを覚えるのですが、その様子が面白おかしく描かれています。
登場人物が古代ローマ人ということで、日本屈指の濃い顔の俳優陣がキャスティングされ、そのことも大きな話題になりました。主人公のルシウスは阿部寛(あべひろし)さん、ハドリアヌスは市村正親(いちむらまさちか)さん、ケイオニウスは北村一輝(きたむらかずき)さん、アントニヌスは宍戸開(ししどかい)さんが演じています。
寄生獣(2014年)
『寄生獣』は『モーニングオープン増刊』『月間アフタヌーン』(講談社)で1988年から1995年まで連載されていた岩明均先生のマンガです。単行本はアフタヌーンKCから全10巻が出ており、2003年にはカラーページを収録した完全版が発売されています。2014年にテレビアニメ版が放送され、さらに実写映画化されました。
ある日、地球に正体不明の生物が飛来します。その生物は人間の体内に侵入し、寄生して、全身を支配してしまいます。さらに他の人間を捕食してしまうという特徴もありました。この生物は「パラサイト(寄生生物)」と呼ばれ、人間社会にまぎれ込んでいました。
高校生の泉新一は、パラサイトに寄生されてしまうのですが、何とか脳への乗っ取りは逃れます。パラサイトは新一の右腕に寄生して、ミギーと名乗るようになりました。こうして新一とミギーの奇妙な強制生活が始まります。
人間を捕食してしまうという設定上、グロテスクな描写が多いです。ただ、単にグロいだけでなく、家族や恋人といった人間関係の問題も丁寧に描かれており、ファンも多いです。権利上の問題があり、映像化まで20年近くも経ってしまいました。実写映画は2014年と2015年公開の二部構成になっています。
実写映画では主人公の泉新一を染谷将太(そめたにしょうた)さんが演じています。新一の右手に寄生したミギーは阿部サダヲさんが声を担当しています。
U-NEXTで視聴できるコミックが原作の実写映画のまとめ
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