『メタモルフォーゼの縁側』は何系のマンガ?原作は打ち切りになった?

映画原作

『メタモルフォーゼの縁側』はKADOKAWAのウェブコミック配信サイト『コミックNewtype』で連載された鶴谷香央理先生のマンガです。

75歳の老婦人の雪は、ふと訪れた書店で1冊のコミックを手に取ります。その内容は男子高校生を主人公にしたBL(ボーイズラブ)作品でした。これをきっかけに雪はBLにはまり、同じくBL好きの女子高生・うららと交流を深めていきます。

「ブロスコミックアワード2018」大賞、「このマンガがすごい!2019」オンナ編第1位、第22回「文化庁メディア芸術祭」マンガ部門新人賞、「THE BEST MANGA 2019 このマンガを読め!」第1位を受賞しています。

2022年6月には芦田愛菜さん主演で実写映画化されました。

『メタモルフォーゼの縁側』は「まんが王国」で読むことができます。

「まんが王国」は株式会社ビーグリーが2006年から運営している電子コミック専門サイトです。もともとは「ケータイ★まんが王国」という名前だったのですが、その後、2011年に現在の「まんが王国」に変わりました。

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『メタモルフォーゼの縁側』ネタバレあらすじ

75歳の市野井雪はいつもの喫茶店に行こうとしましたが、閉店していました。

そこで久しぶりに書店に行くことにします。表紙絵の美しさに目を奪われた雪は、そのマンガを手に取り購入します。

まったく中身を知らずに購入した雪は、読み始めてからそれが男子同士の恋愛模様を描いたものだと知り、驚きながらもハマってしまいます。

続きが気になった雪は、早速翌日2巻を購入しに行きました。それから病院に向かい、帰りがけに3巻を買おうと再び書店に向かいます。

一方、書店でアルバイトをしている女子高生の佐山うららは、昨日BL本を買っていった老婦人のことが気になって仕方ありませんでした。

うららは続きを買いに来た雪の対応をして、それをきっかけに個人的に連絡を取り合うようになります。

そうして雪は、うららに誘われて初めての同人誌即売会に行くことになるのでした。

原作が打ち切りだといわれる理由

『メタモルフォーゼの縁側』は映画化もされた人気作ですが、原作は打ち切りになったのではという噂もあります。

原作コミックはすでに5巻で完結しているのですが、打ち切りだと考えられているのには、以下のような理由があります。

  • 終わり方が唐突
  • 説明が不十分なところがある

『メタモルフォーゼの縁側』のラストでは、一気に5ヶ月も時間が経過して、唐突に終わっている印象があります。2人は連絡こそ保っているものの、以前のように向かい合って語り合うようなことはなくなっていました。

また、うららと紡の関係も最後まではっきりしないまま終わってしまいます。

このように最終回の展開が急だったため、「打ち切りなのでは?」という噂が立ったようです。

『メタモルフォーゼの縁側』登場人物・キャラクター

市野井 雪 (いちのい ゆき)

75歳の未亡人の女性です。2年前に夫を亡くしてから、穏やかながらも退屈な日々を過ごしています。

自宅で書道教室を営んでおり、日中は子どもたちの相手をしています。

ある日、偶然買ったマンガがBLだったことをきっかけに、アルバイトの書店員の佐山うららと意気投合します。そこからBL友だちとなり、交流を深めていきます。

うららとは祖母と孫ほど年齢が離れていますが、対等な友人関係を築いています。

佐山 うらら (さやま うらら)

駅前の書店でアルバイトをしている17歳の女子高生です。外見にはあまり興味がなく、いつもボサボサ頭をまとめただけの状態でいます。

BLが大好きな、いわゆる腐女子ですが、そういった本はすべてダンボールに詰め込んで書棚の奥に隠しています。身近にBLについて語れる友人がおらず、感情を心の奥底にしまい込んでいました。

アルバイト先の書店でBL本を買っていった雪のことが気になり、対応したことをきっかけに交流関係を深めていきます。

紡という幼なじみがいて、マンガを貸し合うような当たり障りのない関係を築いています。

紡(つむぐ)

佐山うららと同じ高校に通う男子高生です。うららの家の近所に住んでおり、うららからは「つむっち」と呼ばれ、今でもつかず離れずの交流関係を持っています。

明るく軽い性格ですが、付き合っている彼女はクールな性格で、自分たちの関係性について心配している一面があります。

橋本 英莉(はしもと えり)

佐山うららと同じ高校に通う女子生徒です。紡の彼女でクールな印象ですが、身なりはしっかり整えており女子力が高いです。

紡と幼なじみのうららのことが気になっており、嫉妬心を抱くこともあります。

映画『メタモルフォーゼの縁側』について

映画『メタモルフォーゼの縁側』は2022年6月17日に公開されました。

監督は狩山俊輔さん、脚本は岡田惠和さん、主演は芦田愛菜さんです。雪の役は宮本信子さんが演じています。

劇中に登場するBLマンガ『君のことだけ見ていたい』の作画は漫画家のじゃのめ先生が手がけています。

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