『フェルマーの料理』は、人気サッカーマンガ『アオアシ』の作者である小林有吾さんが描いている料理マンガです。
数学者を目指していた数学の天才・北田岳が、自分の限界を悟り、一ツ星シェフの朝倉海から料理の世界に誘われるという変わった設定のマンガになっています。
料理が数学からのアプローチで描かれているため、うま味成分の成分値など、さまざまな数字が登場します。これまで数学に携わってきた岳が、その力を料理に活かしていく先が気になるマンガです。
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『フェルマーの料理』ナポリタンのレシピ
[rakuten id=”rakutenkobo-ebooks:18342933″ kw=”フェルマーの料理(1)”]数学の世界を諦めてしまった岳は、理事長の逆鱗に触れて、特待生資格を外されてしまいます。そのため、お金を稼ぐために学食でアルバイトを始めます。そこでたまたま、まかないで出していたナポリタンを海が食べたことで、運命が大きく変わっていきます。
海はヴェルス学園理事長の西門が主催するパーティーにシェフとして呼ばれていたのですが、そのメイン料理であるナポリタンを岳に作らせようとします。
できるはずがないと怖じ気づく岳に対して、海は「負け犬の人生を送るか、いちるの望みにかけるか選べ」と言い放ちます。
そうして、岳は恐る恐る調理場に立つことになります。
『フェルマーの料理』1巻では、そのナポリタンのレシピが登場します。
ナポリタンの原材料(1人前)
- スパゲティ … 100g
- 玉ねぎ … 1/4個
- ウィンナー … 2本
- ピーマン … 1/2個
- ケチャップ … 大さじ3.5
- ワインビネガー … 大さじ0.5
- マヨネーズ … 大さじ1
作り方
- スパゲッティを2%の塩水で、表示時間よりも2分長く茹でる。茹で上がったら、冷水で締め水分を切る。
- ボウルにワインビネガーとマヨネーズを混ぜ、1.を入れてマリネして冷蔵庫で寝かせる。
- フライパンに油をひき、玉ねぎをあめ色になるまで炒める。続いてウィンナー、ピーマンの順に炒めていく。
- 3.にケチャップを加える。
- 4.に2.を加え、炒め合わせる。
特に変わった食材を使うようなこともなく、誰でも簡単に作ることができます。気になった方は、ぜひチャレンジしてみてください。
実際にナポリタンを作ってみた人の感想
ツイッター上には、『フェルマーの料理』を読んで、実際にナポリタンを作ってみた人がたくさん見られます。
『フェルマーの料理』フェルマーとは?
タイトルの『フェルマーの料理』は『フェルマーの定理』に由来しています。
フランスの裁判官であり、数学者でもあったピエール・ド・フェルマーはさまざまな定理を残したのですが、その後何百年も証明されないものがありました。
3 以上の自然数 n について、xn + yn = zn となる自然数の組 (x, y, z) は存在しない
上記の定理は長らく証明も反証もされなかったことから、フェルマー予想と言われていました。
けれども、彼の死後330年が経ち、1995年アンドリュー・ワイルズによって完全に証明されます。そのため「ワイルズの定理」「フェルマー・ワイルズの定理」と呼ばれるようになります。
アンドリュー・ワイルズはこの功績により、フィールズ賞の特別賞を受賞しています。
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