『アオアシ』は『ビッグコミックスピリッツ』（小学館）で2015年から連載されている小林有吾先生のサッカーマンガです。
荒削りながらもサッカーの才能を持つ青井葦人が「試合全体を俯瞰するように把握する」という特殊な能力を発揮して成長していくさまを描いた作品です。必殺技などに頼らない現実的な描写が特徴です。
『アオアシ』の主な登場人物についてはこちらの記事をご覧ください。
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『アオアシ』登場人物：阿久津渚（あくつなぎさ）
阿久津はアシトのことが嫌いで、セレクションのときから嫌がらせをしてきました。そのため、序盤は彼のことを嫌いな人も多かったはずです。
アシトの対するサッカーへの態度が気に入らないと感じた阿久津は、アシトを心を折るような言葉を吐いたり、偶然を装ってみぞおちに手刀を落としたりと、さまざまな嫌がらせをしました。
阿久津のポジションはディフェンダーです。
高さがあり、ラインの統率も上手く、ディフェンダー（センターバック）としての能力は一流です。1年生のときからレギュラーで試合に出ており、2年になるとU-18日本代表に選ばれるまでになります。
自分に対する絶対の自信があるため、他の人に対しては遠慮がありません。
ダメだと思った相手には才能がない、辞めてしまえなど心ない言葉を投げかけます。
阿久津の家庭環境
唯我独尊で横暴な性格の阿久津ですが、彼がそうなってしまったのにはいくつかの理由があります。
阿久津の父親は行方不明となっており、母親は育児放棄のネグレクトでした。そのため、住んでいたアパートはゴミ屋敷になっており、こういった劣悪な環境が阿久津のハングリーさの原点になったのかもしれません。
そんな阿久津の才能を見出したのが福田監督でした。
現状から脱したい阿久津は福田の誘いを受けて、エスペリオンユースに合格します。
そういった背景もあり、人一倍サッカーにかける思いが強く、サッカーによって自分の人生を変えたいと思っていました。
性格が変わるきっかけ
傲慢な性格の阿久津でしたが、エスペリオンユースの主将に任命されてから徐々に性格が変わっていきます。
口は悪いのは相変わらずでしたが、味方に対して檄を飛ばしたり、指示を出したりすることが増えました。
アシトとの関係も改善していき、サッカー談義をするまでに仲良くなります。
モデルは本田圭佑選手
阿久津のモデルは本田圭佑選手といわれています。
もちろん本田選手が性格が悪いというわけではなく、フィールドにおいて最後まで残る確かな強さ、その象徴が本田圭佑選手だと作者も語っています。
勝負に対する執念強さが本田圭佑選手そのものといっていいかもしれませんね。
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